スタッフブログBLOG
こんな塗り壁いろいろあります!
こんにちは。
インテリアコーディネーターの藤木です。
いつもスタッフブログをご覧頂きましてありがとうございます。
はっきりしない天気が続いていますね。
関東地方もそろそろ梅雨入りするのでしょうか?
いよいよじめじめした季節が始まります☔
さて、まもなくお引渡しをする二本松のO様邸では、ちょっと珍しい内装仕上を採用しておりますので1部ご紹介したいと思います。
内壁のほぼ半分を左官職人による塗り壁にしています。
メインは漆喰(スペインのエスタコウォール)。
ポイントとなる各コーナーに、アクセントになるように素材を変えて塗り分けています。
玄関入ってすぐわきの壁には、夕日を表現したこんな壁。
こちらは、沖縄の白土に赤土を少しづつ混ぜ、グラデーションにしています。
全部で11段。段差をつけているのは『鎧壁』という技法です。
ペースト状の柔らかい土をこの形に仕上げるのはとても難しいですが、11段にも塗り分けています。
1階トイレの内壁はブルーを基調としたセニデコアバナ(フランスの漆喰)。
天然の漆喰は白い色なのですが、そこに顔料で淡いブルーを混ぜ、さらに1面のみ顔料で着色し、模様を付けた後コテで磨いてツルツルに仕上げています。
ほかの3面は漆喰ならではの骨材のゴツゴツ感があるのに対し、正面のアクセントは対象的にしっとりとした仕上がりになっています。
1階ホールにある手洗いカウンターの全面壁は、琉球石灰岩チップにセメントを混ぜたもの。
素材そのものの色と『かき落とし』という仕上げ(完全に乾ききる前にワイヤーブラシなどで掻きとり表情をつける技法)で洗面ボウルとの雰囲気と相まって独特の空間を作り出しています。
内壁の仕上げのほかにも、オリジナルの家具やアクセントクロスなどこだわり抜かれたものの集合体となっているO様邸。
まさに『ONLY ONE』の住まいが誕生致しました。
ここまでふんだんに塗り壁をしたら、内部の空気はいつも爽やかな感じでしょう!
うらやましい✨